初心者でもやってみよう!防災準備の順番はコレ☆

Q1.あなたは防災準備をしていますか?

防災準備できてるよ!と答えた方
防災対策=防災グッズを集めただけになっていませんか?

Q2.その準備した防災グッズはちゃんと使えますか?

使い方がわかるかって話ではありません
使う前に、絶対死なないと断言できるでしょうか という話です

この記事では

  • 必要な防災対策をしない事へのリスクが分かります
  • 防災対策の順番のイメージが掴めます
  • 防災グッズを使う前にやらなければならない事が分かります

結論:最優先は「命を守ること」

  1. 「発災中に命を守る準備」
  2. 「発災後すぐに怪我をしない準備」
  3. 「初期消火」
  4. 「人命救助」
  5. 「情報収集」
  6. 「避難のための準備」←防災グッズの登場!!

いくら防災グッズを揃えても、使う前に死んでしまっては意味がありません
モノを揃えるのは、その後で良いのです

順番に見ていきましょう!

地震大国日本では防災対策は必須

防災対策をしない人の主張として、いくつかあります

  • お金がない
  • 面倒、時間がない
  • 自分がやらなくても、国/地域から支援物資が来る
  • 住んでいる地域は、近年災害が起こっていない

しかし、無対策で被災した場合

  • 修繕に非常に多くのお金が必要になる
  • その時の環境に依存するので、最悪死亡する可能性がある
  • 支援が来るまでの最低3日間を自力で耐える必要がある
  • 日本は4種類のプレートの上に存在するので、絶対に安全な場所などない

つまり、いつかどこかで必ずと言って良いほど、災害が起こる可能性があります

地震大国日本に住んでいる以上、防災対策をとるしかないと考えます

災害時の助けの考え方

災害時の助けは『自助、共助、公助』によって行われます

  • 自助:自分の責任において実施する、防災の備え
  • 共助:近隣住民との協力、自治会活動など
  • 公助:国、市役所、消防、警察、自衛隊などの公的支援

その中で、災害時の一番大きい助けは、何だと思いますか?
正解は、自助です。

特に大規模災害では各助けの割合、自助7割、 共助2割、公助1割とも言われています

つまり、自分で「どれだけ準備しているか」が、避難生活の快適さに直結します

また、阪神淡路大震災では地震によって倒壊した建物から救出され、生き延びること ができた人の約8割が家族や近所の住民の救助によるものだったという調査もあります

国や自衛隊からの「公助」には、基本的に頼らない意識を持っておくぐらいで丁度良いでしょう

防災対策の順番

ここからは、防災対策の順番を解説します

イメージしてください
家で寝ている時、あなたは大きな地震で飛び起きます!
スマホからは緊急地震速報の大きな音が鳴り響いいています

あなたはまず何をするでしょうか

命を守る

まずは何をおいても「自分の命を守ります」
発災中にできる事は極めて少ないです。この間に命を奪われると、何も出来ずに終わってしまいます

「命を守ること」において【発災前の準備】が極めて大事となります

【発災前の準備】

  • 地域のリスクを知る
  • 建物の耐震診断
  • 家具の固定

発災前にあなたが命を失うかどうかは8割決まると言っても、過言ではありません
発災中は本当に何も出来なくなります
もし何もせずに生き残った場合、運が良かったと考えた方が良いでしょう

死なないための準備を順番に見ていきましょう

【発災前】地域のリスクを知る

あなたは自分が住んでいる地域の災害リスクを知っているでしょうか?

  • 津波はくる?
  • 洪水/浸水の危険は?
  • 土砂崩れなどの危険はある?

これらを調べる為に、行政ではハザードマップを作成しています

事前に調べることで、危険対策にもなり、
また逆に、警戒情報が出ても自分の地域とは関係がない場合は、過度に不安にならなくても済みます
何も表記がない所に住んでいる場合はとてもラッキーですね!

説明されたサイトがあるので、「ハザードマップの見方」で検索してみましょう。

【発災前】建物の耐震診断

1981年前に建てられた建物は大規模地震では倒壊の恐れがあり、対策しないと命を危険に晒してしまいます
家の耐震基準には、旧耐震基準と新耐震基準があり、持ち家の場合は確認を強くオススメします

旧耐震基準は1981年5月31日までに建築確認を受けた建物に適用され、
新耐震基準は同年6月1日以降に建築確認を受けた建物に適用されています

旧耐震基準と新耐震基準の違いは、耐震性能の向上です。
旧耐震基準では震度5程度の地震に耐えられるレベルが求められていましたが、
新耐震基準では震度6強~7程度の大規模地震に耐えられるレベルが求められています

大きな災害を見据えた場合、旧耐震基準で建てられた家は倒壊の恐れがあります

旧耐震基準と新耐震基準の違いは、次のとおりです

  • 耐震性能の向上
  • 耐力壁の量や倍率、必要な壁の長さ、軸組の種類などが改定された
  • 一次設計・二次設計の二段階で耐震チェックが行われるようになった

旧耐震基準の建物では、耐震改修工事を行うことで大地震に対する不安を解消することができます

建物の建築をするにはいずれの場合にも検査機関による「建築確認」を受けなくてはいけません。そのため、どの耐震基準法に適合して建築されたかを確認するには建築確認の申請がいつ行われたか、建築確認証検査済証にある建築家確認申請日を見て確かめることができます。

建物の耐震診断は、建築士事務所や指定確認検査機関、登録住宅性能評価機関などに依頼できます
また、行政に依頼することもでき、費用も抑えられる為、一度確認してみるのが良いでしょう

【発災前】家具の固定

地震による死亡理由として有名なのが、家具の転倒による圧迫死です
家具の転倒によりドアが塞がり、逃げ遅れる可能性もあります

家具の固定は、発災時の死亡率に大きく影響するのです

これから家具を買う場合は「固定具付き家具」を選ぶと良いでしょう

家具の固定は大仕事ですが、最初の1回だけやってしまえは効果が持続します
思い切ってやってしまいましょう

  1. L字金物:壁に固定できる場合はこれが最強です。この時、下向きに固定し【Γ】の形にすると、固定強度が増すのでオススメします
    • 石膏ボードの壁には専用アンカーを準備してください。挟み込みタイプが固定力高めです
  2. 突っ張り棒:棚と天井の間に突っ張り棒を設置します
    • 柔らかい天井の場合、1枚板を天井側に置くと、突っ張り棒を設置できます
  3. 粘着式固定ベルト:棚の天板と壁を繋ぎ、キャスター付き棚を固定します
    • ベルトなので、スチールラックを固定することもできます
  4. 挟み込み式:棚の前下にくさびを差し込み、棚を若干壁に寄り掛からせます
    • 新聞紙を細く長く折りたたんで、踏ませるだけで対策できます
  5. 家具の足にストッパー:冷蔵庫、洗濯機の足には、キャスターとストッパーが付いているものがあります
    • 家具にストッパーがある場合は、しっかりと固定し、キャスターで動かないようにしましょう
  6. 粘着ジェルマット:台とテレビ/デスクトップPCの足を粘着ジェルマットで固定し、容易に倒れないようにします
    • 粘着ジェルマットは消耗品のため、定期的に交換しましょう

お金が無い、取り敢えず仮で対策したい方は、ダンボール箱固定で対策すると良いでしょう
必要な材料は、下記2つ

  • 固定ジェルマット 百円均一商品で仮固定で問題ありません
  • 棚と天井の間が2cm以内になるダンボール箱

タンボール箱にジェルマットを貼り付け、棚の天板に貼り付けるだけで完成です
棚が揺れても、ダンボールが天井にぶつかり棚の転倒防止になります

簡単で、お金も余りかからないので、仮対策として試してみてはいかがでしょうか

【番外編】出先の場合の行動

発災時、自宅にいるとは限りませんよね
出先の場合の命を守る方法を考えておきましょう

地震発生時を想定しますが、下記を参考に行動してください

  1. パニックにならず、冷静に周りを観察して行動する
  2. 門や塀、自動販売機などから離れる 
    • 倒れて下敷きになり、死亡する可能性がある
  3. 急いで外に飛び出さない 頑丈な建物に入る
    • ガラスや看板が降ってくる可能性がある
  4. 揺れが収まるまで待機する 
  5. 車運転中の場合は、緊急車両や救援車両の通行を妨げないようにする 
    • 車はハザードを点けながら、道の脇にゆっくり停車
    • 車を離れる時は、車検証、貴重品を持って、キーは車内に置いておく
    • 緊急車両が通る時に邪魔になっても、他人が移動させられる為
  6. 落ち着いて、ラジオやテレビ、携帯電話などの情報源を確認する

怪我の防止

事前の準備の甲斐あって、あなたは命を守りきり、発災後になりました。

次の対策は「怪我の防止」です
災害時の怪我は致命的です。
命に関わる現場になれば、ガラスで傷だらけだけど、命に別状がなければ治療は受けられません。
つまり、「怪我をしない事」が非常に大切なのです

発災前にいかに準備出来たかによって、発災後の環境がガラッと変わります

「怪我の防止」において
発災前の準備、発災中に出来ること、に分けて考えましょう

【発災前】

  • 棚の上にモノを置かない
  • 窓ガラスの飛散防止
  • 食器棚が開閉防止
  • 本棚の落下防止
  • 吊り下げ電灯の振れ止め
  • 防災袋準備
  • スリッパの活用
  • 停電時の明かり対策

【発災中】(可能であれば)

  • 退路の確保

それぞれ見ていきましょう

【発災前】棚の上にモノを置かない

発災時、棚の上にあるものが頭に飛んできて怪我をすることがあります。

置き時計、重い置き物など、
頭に当たって怪我をしそうなものは、ねじ止めや耐震ジェルマット等で固定しましょう

【発災前】窓ガラスの飛散防止

窓ガラスが割れて、破片が床に散らばった場合を想像して下さい

日中帯でも大変なのに、夜でしかも停電していたらどうでしょう
外から風が入ってきて、カーテンがバサバサしてます
動けずに、どーしよー・・・ってなりますよね。

窓ガラスの飛散防止対策として、「飛散防止フィルム」と「防災安全合わせ複層ガラス」があります

【飛散防止フィルム】:後付けで実施できる、既存のガラスに貼る対策です
【防災安全合わせ複層ガラス】:複層ガラスの間に透明なフィルムを入れ込んだ、防災に特化したガラスが存在します。値段も高価ですが、今のところこのガラスに勝るガラスはないと思います

食器棚が開かないようにする

私は東日本大震災の経験者ですが、食器棚が倒れ、中から全食器がキッチンの床にばら撒かれたのを覚えています
キッチンは割れた皿/コップ類で埋め尽くされ、文字通り足の踏み場などありません

事前に出来る準備としては、食器棚の扉が開かないようにする事です

扉が開かない方法として、いくつかあります。簡単なものから紹介します。

  • ドアストッパの活用:百円均一で売っているような、赤ちゃんがドアを開けなくするものです
    • メリット⭕️ 確実にドアの開け閉めがコントロールできます
    • デメリット❌ 途中で面倒になり、ドアストッパーを閉めなくなる可能性があります
  • 耐震ラッチの活用:耐震ラッチとは、地震の揺れを感知して扉をロックする仕組みの金具です。
    食器棚やタンスなどの収納扉に設置され、地震の際に中の物が飛び出さないようにします。
    個人的には、生活スタイルを変えなくて良いので、オススメです。
    食器棚党をこれから購入する時は、最初から耐震ラッチが設置済みか確認しましょう。安心です
    • メリット⭕️ 普段の使い勝手と変わらない。開け閉めのコントロールもいらない
    • デメリット❌ 自分でねじ止めで取り付ける必要がある 開き戸のパターンがほとんど

本棚から本が落ちないようにする

食器棚と同じように、本棚から大量の本が落ちてきても大変ですね
その近くにストーブなんてあったら、火事の原因になるでしょう

本の落下には滑り止めマットとベルトで対応ができます

  • 滑り止めマット:3Mの落下抑制テープが簡単で、本棚の端に付ければ完成なのでオススメです。透明テープなので、見た目も余り変わらず、防災感もありません。職場にも良いでしょう

参考商品:【災害対策】 3M 落下抑制テープ すべり止めテープ 書棚用

吊り下げ電灯を固定する

吊り下げ電灯は地震の際、大きく揺れて中の蛍光灯が割れる可能性があります

対策としては、吊り下げ電灯の傘をチェーンで天井に固定する方法がありますが、見た目があまり良くないので、思い切ってLED電灯に交換することをオススメします

  • LED電灯:高価ですが、電気代/交換の手間が少なく経済的です オススメします
    • メリット⭕️ 天井に張り付き型の電灯が多く、電気代も節約に。デザイン豊富です
    • デメリット❌ 超寿命ですが、その分高価。長期間交換不要の為、デメリットは少ないです

ベッドの脇に防災袋を準備

夜に被災し、暗い中で窓ガラスが割れていたりすると、全く動けません
本当に恐くて動けなくなります

そんな時の為に、防災袋を作りましょう!

袋の中身は次の7つ。一纏めにしたポーチ、靴と靴下を入れておきます

  1. 腰に巻けるポーチ:両手を開ける為に腰に巻けるポーチがオススメ
    • 中にはヘッドライト、予備電池、手袋、ホイッスル、救急セットを入れておく
  2. 靴:使い古しの靴で十分
  3. 靴下:使い古しの靴下で十分
  4. ヘッドライト:両手を開ける為にヘッドライトがオススメ
    • 百円均一のライトでも良い
  5. 予備電池:ヘッドライトの予備電池。
    • 単3で使えるライトが使いやすいですね
  6. 手袋:ガラスが散乱している可能性があるので、出来れば防刃手袋がオススメです
    • 百均で片手ずつ売ってます 使い終わったら捨てられる気軽さも重要です
  7. ホイッスル:閉じ込めや、家具に挟まれて動けない場合に助けを呼ぶ為に重宝します
    • 叫ぶより体力を使わないので、長時間助けを呼ぶ状態になった時、活躍します
  8. 救急セット:万が一怪我した時の応急処置用。大きめの絆創膏があると重宝します

灯りの確保

夜に地震や台風で停電になった場合、真っ暗だと容易に動けなくなります

そんな時に役立つのが、停電時点灯ライト!

これをコンセントに挿しておくだけで、停電時点灯し、緊急の初動が取れる状態になります
普段は人感センサーで足元灯に、停電時は非常灯になります

参考商品:トップランド(TOPLAND) 3個口 コンセントタップ & LEDライト

家ではスリッパを使用

地震や台風でガラスや瓦礫の中を動かなければならない場合、
素足ほど危険なものはありません
靴があれば最高ですが、せめてスリッパがあるだけで違います

「踵つきスリッパ」があると、脱げにくいので避難する際便利です。

検索すると、さまざまな商品が出てきます。日頃から気に入ったモノを使いましょう

【可能であれば】逃げ道の確保

地震が起こった時に、ドアが歪んで部屋から脱出できなくなる危険があります
緊急地震速報がなる、または揺れを感じたら、近くの扉を開きましょう

「可能であれば」としているのは、発災中は動けなくなる事が多いからです

実際自分は大きく揺れた時は、近くの家具にしがみついてしゃがんだだけで、
身動きは一切できませんでした。。。

逃げ道がツブされていなかったのは、単にラッキーだっただけです

初期消火

あなたは揺れをやり過ごし、家具の固定と扉の開閉予防の効果で、確保された逃げ道を通っています

途中、コンロに掛けていた鍋はキッチン床にぶち撒かれていました。

コンロはというと、、、まだ火が点いています。そして、近くにかかっている布巾に今燃え移りそうです

すぐに消しましょう!燃えやすいものは、どこかにどかして下さい

阪神淡路大震災の主な死因は火災に巻き込まれた事によるものでした
初期消火に意識を向ければ、自分は元より近所の被害を減らす事になります

消火は小さい内に

キャンプで火をおこした事がある人ならわかると思います

火って意外とすぐに大きくならないんです

小さな火を大切に育てながら、大きな火にしていく必要があります
つまり、小さい内ならすぐに消火が可能という事です

火を消すには、火が燃える理由を考え、成立しないようにしましょう
火が燃えるには以下の3つが必要です。

  • 酸素
  • 燃料

これのどれかを無くせば火は持続できません 簡単でしょう?

つまり、火の勢いが小さい内に「酸素をなくす」のが最も早いです
何かで火を覆ってしまいましょう。簡単に消えてくれます

水をかけるのも有効です。この場合は「熱をうばう」事になります
ただし、天ぷら油には水をかけてはいけませんよ。爆発して余計危険になります

他にも確実な方法として、消化器があります。

ガチなモノから、インテリアに混ざってもオシャレなモノまで様々です
キャンプに行く方なら、スプレータイプが持ち運びしやすく、オススメします

個人で消せる限界を超えたら、すぐ避難

火は小さいうちにコントロールしましょう
でも、近くのカーテンに燃え移り、天井まで大きくなった火はそう簡単に消せません

すぐに避難して、119番に通報してください

ここでの判断は個人単位になりますが、
迅速に119番に通報する事が被害を最小限に食い止める方法です

避難する際は、ブレーカーをOFF

火も怖いですが、電気も怖いんです

避難所等に避難する場合、停電が起こっている場合は、必ずブレーカーをOFFにしてください

停電が解除された時、実はこたつの電源が付いていて、熱線のところにこたつ布団が触っていて、
発火し、火事が起こる

なんて事が起こってしまいます

安全点検も兼ねて、電気を流す時は、必ず人がいる時にしましょう

人命救助

自分の命は守り切りました!

想像してください

あなたは自宅にいます
さあ周りを見渡してください。
家具やガラス、食器が散乱し、非日常になっている事でしょう
あなたが次にとる行動はなんでしょうか

家族を探しますね

お子さんか、パートナーか、親か

もし、重たい棚の下敷きになって動けないのを見つけたら、
あなたはどうしますか?

救出用品を準備

救出用品があるとかなり安心です。しかし、ほとんど日常で使わないのが難点。。。

  • ジャッキ
  • バール
  • ノコギリ

車をお持ちの方はジャッキを玄関に置いておくと、いざという時に使えます

ノコギリはキャンプでも使えるものを準備しましょう
オススメはカーブ刃のノコギリです
少しの力でも効率よく歯が食い込んでいくので、切断スピードが早いです

バールは。。。使い所が少ないと思います。
我が家は雪国にあるので、道路が凍った時に氷を割る道具として大活躍しますが、
普段の使い所は少ないかなと思います。
しかし、いざ災害にあった時は、てこの原理が使える頼れる相棒となります!
最悪な場面での武器として、準備しておくと良いでしょう

お隣さんとお話しできる間柄になっておこう

阪神淡路大震災や東日本大震災の時、警察、消防、自衛隊が被災者を助けるよりも早く、
近所の人たちによって救われた命が多いというデータがあります。

あなたの隣の人が困っていたら、理由なく手を貸すのではないでしょうか

そんな助け合いの関係を築く為にも、日頃からご近所さんとはあいさつしましょう

難しい事はしなくても良いんです。
軽く会釈して、笑顔で「おはようございます」と言うだけ
ゴミ出しの時なんて、絶好の機会ですね

これだけで、本当に困った時に助け合える人間関係が作れます
もし、あなたがやれてないなぁと思ったら、ぜひやってみてください!

AEDの場所を知っておく

人が倒れており、息をしていない、心臓マッサージが必要といった緊急を要する場合、
AEDを使うと言う選択肢があります。

また、救護している人から、AEDを持ってくるように頼まれる事があるかも知れません

そんな時にAEDの設置場所を予め知っておくと、迅速な対応が可能です
AEDはアプリで場所を教えてくれるものがあるので、事前に登録しておく事をオススメします

「AED マップ」で検索すると、様々なサービスを検索する事ができます

情報収集

揺れが収まり、怪我もせず、初期消火も完了し、自分の身を守る事ができました

家族、ご近所の救助も完了したら、一旦休憩です。

さて、次にやる事は何でしょうか

東日本大震災では、30分後には津波が迫ってきて、大きな被害を受けました。

テレビ、ラジオでは繰り返し、津波が来ると報道していました。
まさか、海から離れたここまで津波なんて来ないだろうと鷹を括っていた私でしたが、
報道の情報を得て、取り敢えず家族を連れ高台に避難したことで、命を失わずに済んだ人間です

そう。情報収集が生死を分ける可能性があります

すぐ逃げないといけないか判断する

停電してなければテレビが見れます
今の地震の状況を映像と文字で情報を得る事ができます
全国の情報が入ってしまいますが、現状の把握には手っ取り早いですね

停電している場合は、スマホまたは乾電池式ラジオから情報を得ましょう
スマホの場合、すぐに電波容量がパンクし、ほぼ圏外状態になるので、使えない可能性があります
その点、ラジオなら地元の必要な情報が得られるので、非常に有用です

家族と連絡をとる

家族に会えない場合、まずは生存確認をしましょう

家族と連絡を取る場合、
災害時伝言ダイヤルが有名ですが、固定電話か公衆電話が必要というデメリットがあります
スマホの場合、ほぼ通話は使えないと考えた方が良いでしょう

そんな時に役に立ったのが、「LINEの既読機能」です

簡単な生存確認ができます
集合場所や自分の状況など、LINEに書き込んでおき、既読がつけば、相手も生きているので、情報は伝わったと判断ができる
情報が限られた時の「既読」の文字には、本当に救われました

スマホが持てないお子さんなどの場合、事前に集合場所などを決めておく事が重要です

お子さんが家に一人でいる場合、そのまま家に留まるか、ご近所に協力を得られるなら、困った時は頼らせてもらうなど、事前に決め事を作っておくと良いでしょう

自分と家族の安全が確保されたら

自分と家族の安全が確認できたら、在宅避難か避難所で生活が始まります

さぁ、やっと防災グッズの出番です!
準備した防災グッズをフル活用して、より快適な避難生活をおくりましょう!

次回の記事では避難生活で必要な防災グッズの紹介をしていきます
お楽しみに☆

まとめ

いかがでしたでしょうか 文字にすると長くなってしまいました。。。
今回は避難生活に入るまでに必要な流れを説明しました

防災対策=防災グッズを手に入れる事だと思っていた人には、少し堅苦しい話だったかもしれません。

しかし、順序立てて考えると、防災グッズの登場シーンは安全が確保された後だと分かります

  1. 「発災時に命を守る準備」
  2. 「発災後すぐに怪我をしない準備」
  3. 「初期消火」
  4. 「人命救助」
  5. 「情報収集」
  6. 「避難のための準備」←防災グッズの登場!!

いくら防災グッズを揃えても、使う前に死んでしまっては意味がありません

死なないための対策をまずやっていきましょう!

この記事が防災準備の一助になれば幸いです

それでは、また次回〜☆

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