
在宅避難って何?避難所に行かない選択肢
地震や台風などの災害が起きたとき、避難所に行くのが当たり前と思っていませんか?
でも実は、「在宅避難」という選択肢もあるんです。
在宅避難とは、自宅が安全な状態である場合に、自宅で避難生活を送る方法のこと。
混雑する避難所よりも、家族が安心して過ごせる環境を維持できるのが魅力です。
今回の記事では避難所に頼らない為の対策と、在宅避難のメリット/デメリットについてご紹介します。
在宅避難が向いている家庭とは?
次のような条件がそろっているなら、在宅避難が現実的です。
- 家が倒壊・浸水の危険がない
- ライフライン(電気・水道・ガス)が止まっても数日生活できる備えがある
- 家族全員が自宅で過ごせるスペースがある
つまり、事前の備え次第で、在宅避難は誰でもできるんです!
次に在宅避難にするメリット・デメリットを見ていきましょう。
在宅避難の良し悪しを確認して、あなたに合った選択をして下さいね。
在宅避難のメリットとデメリット
メリットとデメリットを思いつく限り出していきます。
賛否あると思いますが、あなたにとってより良い環境になる方を選んでください。
メリット
- 準備した防災用品/備蓄品を気兼ねなく使える
→ これが最大のメリットです! - プライバシーが守られる
→ 家族だけで、気兼ねなく生活できる! - 衛生的な環境を保てる
→ 自分たちで掃除・消毒ができて安心◎ - 感染症リスクが低い
→ 避難所のような密集空間を避けられる - 子ども達が落ち着いて過ごせる
→ 環境変化が少ないので、不安が減る - ペットと一緒に避難できる
→ 避難所では制限されてしまう - 食べ慣れた備蓄食でストレス減
→ 子どもにとってもいつもの味は心の安心に - 音や光のストレスが少ない
→ 避難所の騒音・明かりで寝られない…という悩みもなし - 持ち出す荷物が少なくて済む
→ 備えが家にあるから、移動の負担がない! - ライフラインが一部残っていれば使える
→ 水やガスが止まっても電気があれば家電が使えるケースも - 助け合いの近所づきあいがしやすい
→ 自宅なら隣人との声かけも自然にできて、情報交換もスムーズ♪
など、様々のメリットはあります。
中でも、誰に気兼ねをする事なく、防災用品/備蓄品を使えるのが最大のメリットです!
デメリット
- 家が被災していたら避難できない
→ 倒壊や浸水の危険があれば、在宅避難は不可能。 - ライフラインが止まると生活が一気に不便に
→「事前の備え」で解決できる! - 備蓄が不十分だと耐えられない
→ 「事前の備え」で解決できる! - 孤立して支援が届きにくいことも
→ 避難所と違って、安否確認が遅れる可能性も… - 家族間のストレスがたまりやすい
→ 避難所で他人に合わせるのと、どっちがマシ? - 暑さ・寒さの対策が必要(エアコンなし)
→ 「事前の備え」で解決できる! - トイレ問題が深刻になりやすい
→ 「事前の備え」で解決できる! - 調理が難しい(火・水が必要)
→ 「事前の備え」で解決できる! - 情報が入りにくい
→ 「事前の備え」で解決できる! - 自宅の防犯リスクが高まる
→ 「事前の備え」で解決できる!
物理的に家が壊れている事以外は、10個中7個は「事前の備え」で解決できます!!
だからこそ、「事前の備え」が超重要なんです!
避難所に行かないための準備リスト

最低限、これだけは備えておきたい!という在宅避難の基本グッズはこちら。
食料・飲料水(3日~7日分)
- 保存食(レトルトご飯、缶詰、アルファ米)
- 飲料水(1人1日3リットルが目安)
保存食は特別なものでは無く、普段食べ慣れている物で賞味期限が半年〜1年以上ある物を準備していると、被災事の安心感に繋がります。
ポータブル電源・ライト
- ソーラー充電対応のポータブルバッテリー
- 乾電池式または充電式のライト・ランタン
- 単三乾電池
ライトによっては充電も乾電池使える物があります。普段は充電式で使用し、被災事に充電出来なくても、単三乾電池で使用ができる物が重宝です。
ソーラー充電対応のポータブルバッテリーはあると重宝します。特に夏場は扇風機が使えるので、暑さ対策の要になるでしょう!
しかし、高価なので各家庭のお財布事情と相談になると思います。まずは電池で対応出来るものから揃えていきましょう。
簡易トイレ・衛生用品
- 非常用トイレ(凝固剤+袋タイプ)
- ウェットティッシュ・消毒スプレー・紙皿や割りばし
絶対に準備頂きたい防災用品の一つです。
食事は我慢できます。水も我慢できます。
しかしトイレだけは我慢できません!💦
被災事は水事情がどの様になっているか判らないので、容易にトイレの水を流さないでください。
最悪、汚水が逆流して大惨事になります。掃除も出来ない最悪な状況になり得ます。
被災事は水道局が水道を使っても良いと言うまでは、非常用トイレを活用し衛生を保ちましょう。
情報源の確保
- スマホ充電器(大容量モバイルバッテリー:20000〜30000mAh程度が安心)
- 乾電池式ラジオ(できればAM/FM+気象情報が聞けるタイプ)
スマホ1台につき、10000mAh程度のモバイルバッテリーは準備し、持ち歩きましょう。
それとは別に自宅に20000〜30000mAh程度のモバイルバッテリーを準備できると安心です。
ラジオは付けっぱなしで情報が得られる方が良いので、スマホとは分けて準備がいいですね。
まとめ:家族のために、今から在宅避難の備えを

災害はいつ起こるかわかりません。でも、備えることで守れる命があります。
在宅避難は、家族を自宅で守るための選択肢。今日から少しずつ準備を始めてみませんか?
次回は、わが家で実際に備えている防災グッズを詳しく紹介しますのでお楽しみに!
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