初心者が始める防災の第一歩
この記事を読むと下記のような学びを得られます。
- 防災に対する考え方
- 停電対策の考え方
- 必要なアイテム
はじめに
こんにちは☆
この記事は防災初心者の方向けです。
防災初心者だった私が、地域の防災役員、仙台防災リーダー(SBL)の一員になり、
防災対策を考える中で、本当に必要だと感じた情報をお伝えします。
あなたのお悩み解決の一助になれば幸いです。
お気軽にお立ち寄り下さい☆
防災に対する考え方
あなたは防災対策をする事に関して、まず何を考えるでしょうか。
非常持ち出し袋を調べたり、人気のある防災グッズを調べてみたり…
その価格をみて高いなぁと思って、他の情報に目をそらして、
結局何も行動出来ていない。
とてもよくわかります!
防災に興味を持ちたての私がそうでした。
結局何もしないんですよね。必要だとわかっているけど… 結構、費用も掛かるし…
でも、それではいざ災害が起こった時に、その時の環境に身を任せるだけになります。
それは自分や家族の生死を他に任せる事になる可能性があります。
家具につぶされて…なんて、まさにコレ。
これ、自然災害 ではなく、人災だと思いませんか?
しかも、自分の行動の結果です。
大切な人が、犠牲になったら悔やんでも悔やみきれない。
でも、安心して下さい。
今、ここに気づいたあなたは、他の防災初心者よりも一歩リードしました!
やって行きましょう! 自分が守る家庭防災!!
防災対策のどこから手を出すか
一番は家具の固定から実施するのがベストと考えているのですが、
経験上、腰が重い作業なんですよね…
結局やらないと意味がないので、
「発生確率:大」「損失:低」「着手:簡単」 のところから始めましょう。
基本的に家の中の対策で済ますことを前提に考えます。(在宅避難が前提)
あなたは今まで数多くの自然現象を経験していると思います。
地震、落雷、台風など。どれも停電の危険性が大きいので、
まずは停電対策から始めましょう。
停電対策の考え方
想像してみましょう。
あなたは家に居ます。外は台風。時間帯は夜にしましょう。
今、すべての電気が止まったら、困る事は何でしょう?イメージして下さい。
私の場合、オール電化なので絶望です。
- 明かりがなくなる
- 料理ができない、お湯が沸かせない
- 暖房・冷房が使えない
- お風呂が入れない
- ウォシュレット(トイレ)が使えない
- 洗濯が出来ない
- 冷蔵庫が使えない
- 携帯の充電が出来ない
それぞれ代替えの対策案を持っていると安心です。
自分の生活をイメージしながら、程よい対策をしていきましょう。
明かり対策
ここは分かりやすく「電池式LEDライト」を活用しましょう。
携帯のライトは充電消費を抑える為に、使用しないのが無難でしょう。
ここでの注意点はろうそくは絶対に使わないことです。
火事になる可能性があるため、安全で長持ちするLEDライトを使用してください。
使用するのは、単3で使えるLEDライトです。
汎用性が高い電池で使用できる事が重要です。
- ヘッドライト:一人ひとつ準備して、普段から使用しておく事をオススメ。
→参考商品 GENTOS CP-195DB - 手持ちライト:ヘッドライト以外に置いておけるライト、ちょっとした持ち運びライトとして便利
→参考商品 GENTOS SNM-H31D - 停電点灯の足元ライト:寝室や廊下などにコンセントにさしておくと、停電時に真っ暗にならない
→参考商品 TOPLAND M7410 充電式ライト付タップ(3個口)
→参考商品 TOPLAND CHAC24L-WT 充電式ライト付USBアダプタ USB2ポート - テーブル用ランタン:これはヘッドライトや手持ちライトで代用可能。
→参考商品 Panasonic BF-AL02K
これらを準備する事で、停電時真っ暗になっても、心の安定を保てます。
一気に全部揃えようと思うと、それなりに費用が掛かかります。必要な順番で揃えると良いでしょう。
- 最初は「ヘッドライト」、「手持ちライト」を準備しましょう。一人各1個持っていると安心です。
- 「停電点灯の足元ライト」は停電した瞬間、唯一視認出来る明かりになるので、安心度が変わります。コンセント拡張タイプ、USBタイプがあるので普段から使用できるので、活用をオススメします。
- 「ランタン」は便利ですが必須ではありません。手持ちライトでも代用出来ます。
料理対策
ここでは、「カセットコンロ」と「カセットガス」を準備しましょう。
どこのメーカーでも良いです。高級なものは要りません。
あなたの家にガスコンロがある場合でも、地震など場合によっては使えない可能性が十分にあります。
そして、復旧に時間がかかる場合が多いです。ぜひ、準備をオススメします。
正直、これがあれば料理対策完了です。家にある調理器具を使用すれば、通常の料理ができます。
お米を炊くときは、鍋を使えば可能ですが、やったことない方はアウトドアギアの活用をオススメします。有名なところでメスティンがそれに該当します。やり方はYouTubeで検索しましょう。
停電した場合、冷蔵庫が機能しなくなる為、冷蔵庫の食料品から食べましょう。
食べる順番は 冷蔵庫食品 → 冷凍庫食品 → 常温保存している台所食品 → 災害用備蓄品 です。
間違っても、災害用備蓄品から食べないように注意してくださいね。
災害用備蓄食材は最終手段で残しておきましょう。食べないに越したことはありません。
暖房・冷房対策
暖房対策を行う場合は、ホッカイロと冬服の併用でなんとでもなります。
また、カセットガスのストーブや、反射式石油ストーブも有効です。
特に反射式石油ストーブの場合、ストーブの上でお湯を沸かせるので、食の幅が広がります。
因みに震災時の私はエアコンとファンヒーターしかなかったので、停電時の暖房は無くなりました。
- カセットガスのストーブ:カセットコンロと併用出来るので、少ない備蓄品で対応可能。
お湯を沸かすならマル暖、温まるだけならデカ暖、一人だけならマイ暖がオススメ。
→参考商品 Iwatani マル暖 デカ暖 マイ暖 - 反射式石油ストーブ:煮炊きしながら、暖も取れる万能性が魅力。灯油と単一電池の準備が必要。
→参考商品 コロナ 石油ストーブ
問題は、冷房対策。
昨今の暑さは殺人的です。これに関しては、電気があると大変便利です。
ここでは扇風機を使用する為に、ポータブル電源を紹介します。
が、値段が10万円ほどします。費用が高額なので検討が必要でしょう。
しかし、昨今の暑さは殺人的です(2回目)
十分に検討の余地はあると思います。災害時、熱中症になったら、即 命に関わります。
ポータブル電源とソーラーパネルは、なるべくメーカーを合わせた方が間違いないです。
長期間電源補給ができない場合を考えると、太陽光の力を借りるのが一番簡単です。
- ポータブル電源:100W/15Aが使えるもの(日本の電化製品が全て動かせる性能)
→参考商品 Anker Solix C1000 ポータブル電源 - ソーラーパネル:200Wが日照環境が多少悪くても充電出来るので良い。100Wだと少し力不足。
→参考商品 Anker Solix PS200 ソーラーパネル (200W)
入浴対策
水があり、お湯を沸かせる状態であれば、タオルで拭くのが最良でしょう。
1日くらい入浴しないのも、方法の一つだと思います。
しかし、水が出ない場合は事前に対策が必要です。
方法の一つとして、大判のボディシートの活用がオススメです。
大抵の商品は個装されている為、長期保存、清潔が保たれており、いざという時活躍するでしょう。
停電対策として紹介していますが、インフルエンザ/コロナ等で部屋に隔離している時の入浴対策としても大いに役立ちました。
- ボディシート:制汗シートでも良いですが、大判シートで身体全体を拭けるものがオススメ。
→参考商品 無印良品 大判ボディシート
トイレ対策
ここではトイレで電気が使われている箇所に着目すると、下記2項目が該当すると思います。
- ウォシュレットが使えない
- 水道管が凍り、トイレタンク/ウォシュレットタンクが破損
「ウォシュレットが使えない」に関しては、その時だけ使わないか、百円均一に売っているシャワートイレを活用すれば解決します。
それよりも季節や地域によっては、トイレの水道管が凍る方が問題かもしれません。
電熱線で凍結防止をしている場合は、水抜きが必要であり、トイレが使えなくなります。
その場合は仮設トイレが必要になります。トイレ自体に袋を被せる方法で有用です。
→水対策の時に別途ご紹介します。
トイレの水抜きなんて必要?って思いました?
私も次の話を聞くまではそう思ってました。
私の実家の話で恐縮ですが、冬に家を少し空けるタイミングで勿体無いからとウォシュレットのコンセントを抜いたらしいです。すると、ウォシュレットの中の小さなタンクの水が凍ってしまい、タンクが破裂!ウォシュレット全体を交換する事態になったそうで、結構な出費に…。
この問題は季節、地域によると思うので、懸念がある場合は一度便器本体に同梱されている施工説明書で水抜きの方法を確認した方が良いと思います。ネットで調べても出てきますよ。
洗濯対策
こちらは無理に洗濯をせず、停電が解除されてから、まとめて洗濯するのが良いでしょう
夏場で水が出る場合は、風呂場で足踏み洗いが最も簡単で、大量に洗濯出来ます。
脱水は外で振り回すだけです。手間は掛かりますが、長期間の場合は検討の余地有りです。
停電が解除されれば、
コインランドリーが便利です。一気に一回で完了するので、かなりオススメします。
他にもやる事がいっぱいあるので、ある程度、手を抜きましょう☆
携帯のバッテリー対策
モバイルバッテリーの準備は必須です。家用、持ち歩き用で準備をオススメします。
25000〜30000mA のバッテリーを家に1つ、携帯1台につき10000mAのバッテリーを手持ちで1つ準備出来ていればOK。普段遣いして、慣れておきましょう。
予算に余裕がある方はポータブル電源とソーラーパネルがあるとさらに安心!
キャンプ等で普段から使用し、使い慣れておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか☆
防災対策は一気にやろうとすると、息切れして続きません。
少しずつやっても問題ありません。
まずは停電対策からやってみましょう。
今回、絶対に家に備えて欲しいグッズは以下4点
- ヘッドライト:家族人数分
- 手持ちライト:家族人数分
- カセットコンロ & カセットガス
- モバイルバッテリー
あると重宝する便利なグッズは以下4点
- 停電点灯式の足元ライト
- カセットガス式ストーブ or 反射式石油ストーブ
- 大判ボディシート
- ポータブル電源 & ソーラーパネル
さいごに
今回の解説はほんの一例です。
あなたの自宅で停電した場合をイメージして、ぜひ対策を考えてみてください。
あれもあるじゃん!これも!あっぶね、それも忘れてた!なんて事があるはずです。
何もせずに、自然災害にあった場合、それは人災です…
対策をして、単なる自然現象だけで終わらたいですね!
次回も家庭防災について、一緒に学んでいきましょう!
それでは、また〜☆
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