「断水したら、お風呂の水を貯めておけば大丈夫」
それは
もう古い常識かもしれません
排水管が壊れていたら
使った瞬間に
水が逆流することがあります
ももち





「災害時トイレ対策」



この記事を読むとわかること
- なぜトイレ対策が最優先なのか
- 災害時にトイレが使えなくなる理由
- 簡易トイレの選び方と正しい使い方
こんな朝を
想像してみてください
大きな揺れが収まった
家族は全員無事
「よかった…」
しばらくして
お腹の調子が悪くなってきた
トイレに行き
いつもの様に
水栓レバーを回した
「あれ…?タンクに水が補充されない…」
断水だ…
タンク内の水が
トイレの中に吸い込まれて…
ゴボゴボ…
嫌な音とともに
水が逆流してきた
排水管が
壊れていたのかもしれない
トイレが
汚物の混じった水で満たされてしまった
これ以上は流せない
家族はまだ
これから何度も
トイレに行きたくなる
予想外だ
トイレ対策してなかった…
これは実際に起きうる
ワンシーンです
トイレはガマンができません!
水や食料より先に
限界がくる備えです
なぜトイレ対策が最優先なのか



ガマンできるでしょ
| 問題 | 内容 |
|---|---|
| 生理現象 | 我慢できる時間は限られている |
| 感染症 | 排泄物が放置されると衛生環境が悪化する |
| 水分・食事を控える | トイレを我慢するために水分を減らし体調を崩す |
トイレはガマンできません!2回目!
起床後、数時間以内に
必ず限界がきます
水や食料なら
1日ガマンできます
でも
トイレだけは
1日は愚か
半日もガマンできません
災害発生から
最初の数時間で
対応が必要になります
生理現象は待ってくれない
どんなに我慢強い人でも
生理現象を
1日も抑えることはできません
とっさに対応できないと
家の中や
避難先で
深刻なストレスに
さらされます
感染症のリスク
排泄物を
適切に処理できないと
衛生環境が急速に悪化します
過去の災害では
トイレ環境の悪化が原因で
感染性胃腸炎などが
広がった事例もあります
水分・食事を控えてしまう
トイレに行く回数を減らすために
水分や食事を控える人が
非常に多いです
これは
脱水症状や
エコノミークラス症候群など
別の健康被害を
引き起こす原因になります



水も飲まず脱水状態になるかも
災害時にトイレが使えなくなる理由



使えなくなるの?
| 原因 | 内容 |
|---|---|
| 断水 | 水が出ないため流せない |
| 排水管の破損 | 水を流すと逆流する危険がある |
| マンション特有のリスク | 上下水道が繋がっているため被害が拡大しやすい |
トイレが使えなくなる理由は
主に2つあります
断水
水道が止まると
タンクに水が
補充されなくなります
タンクに残っている水を使えば
1回は流せますが
それ以降は
水が確保できません
お風呂に水を溜めて
トイレ用に使う人もいますが
配管破損の可能性があるので
下水が使用可能と確信がなければ
使わないほうが無難です
排水管の破損
これが
一番見落とされがちな
リスクです
地震の揺れで
排水管が
破損することがあります
破損に気づかず
無理に水を流すと
さっきのストーリーのように
汚水が逆流してくることがあります
逆流して溢れたら最後
洗い流すこともできません
最悪な状況になってしまいます
水を流さず
逆に水のうを使って
逆流を防ぐ対策をしましょう
マンション特有の注意点
戸建てと違い
マンションは
上下水道が
建物全体で繋がっています
自分の部屋の排水管が
無事でも
上下階の配管が破損していると
同じように逆流が起こります
特に
下位層の部屋は
被害にあう可能性があります
マンションの住民全員の
防災知識が高いとは限りません
自分だけ気をつけていても
防げないケースがあるのです
特に水のうを使っての
逆流防止対策の必要性が
強くなります



下の階で逆流するかもしれない
トイレが使えなくなったら?逆流防止と応急対応



具体的にどうすればいいの?
| 手順 | やること |
|---|---|
| ① 元栓を締める | トイレへの水の供給を止める |
| ② 水のうを作って逆流を防ぐ | ゴミ袋に水を入れて排水口を塞ぐ |
| ③ 携帯トイレを設置する | 使えなくなった便器の代わりに使う |
排水管の破損が疑われる時は
慌てて水を流さず
この3つの手順で対応しましょう
① トイレの元栓を締める
まず
トイレの給水管にある
元栓を締めます
タンクの後ろや
床から伸びている配管の途中に
マイナスドライバーで回すタイプの
バルブがあります
これを閉めることで
タンクに水が入るのを防ぎ
誤って水を流してしまう事故を
防止できます
さらに
水栓レバーは
養生テープ等で固定しましょう
間違って水を流すと
大惨事になり得ます
② 水のうを作って逆流を防ぐ
水のうとは
水を入れた袋を
排水口に塞ぐことで
逆流を防ぐ方法です
作りながら設置を
進めていきます
- 45リットルのゴミ袋を2〜3枚重ねる
- 袋を便器の排水口にかぶせるようにセットする
- 袋の中に半分ほど水を入れる
- 空気を抜きながら口を固く縛る
- 袋が便器に密着するように、上から軽く押して固定する
これで
水の重みで排水口を塞ぎ
下水からの逆流を
物理的にブロックできます
③ 防災用携帯トイレを設置する
元栓を締めて
水のうで塞いだ便器は
もう水洗トイレとして
使うことができません
そこで
便座の上に
防災用携帯トイレをセットします
袋タイプの携帯トイレを
便座にかぶせるように取り付ければ
普段と同じ姿勢で
用を足せます
設置方法は
製品の取扱説明書に沿って実行しましょう



の順番で対応するんだ
簡易トイレの選び方



どれを選べばいいの?
| タイプ | 特徴 | おすすめ |
|---|---|---|
| 袋+凝固剤タイプ | 排泄物を固めて処理しやすい | 一般家庭向け・最も定番 |
| 袋+吸収シートタイプ | シートが尿を吸収する | コンパクトに備えたい方 |
| 自立式・組み立て式トイレ | 便座がない場所でも使える | 車中泊・便座が壊れた時の代用 |
簡易トイレは
災害時の断水や
排水停止に備える
大切な防災用品です
選ぶときは
使う場所・処理のしやすさ・
保管のしやすさ
を確認しましょう
袋+凝固剤タイプ
排泄物に
凝固剤をかけると
数十秒でゼリー状に固まる
タイプです
臭いも
ある程度抑えられるため
最も定番で
使いやすいタイプです
まず家庭に備えるなら
このタイプから選びましょう
袋+吸収シートタイプ
シート状の
吸収材が付属しており
尿を素早く吸収します
コンパクトなため
持ち運びや
収納に向いています
ただし
製品によっては
排便には向かないものもあるため
購入前に
用途を必ず確認しましょう
自立式・組み立て式トイレ
車中泊や
便座が壊れた時の代用として
使えるタイプです
便座そのものを
組み立てられるため
洋式便器が
使えない場所でも
対応できます
選ぶ時に見てほしい目印
たくさんの商品があって
迷ってしまう時は
「日本トイレ研究所の
規格適合製品」
と書かれているものを
選ぶと安心です
これは
構造・吸収性能・表示など
災害時に必要な
基本性能をクリアした製品の
目印です
商品パッケージや
通販サイトの説明欄に
「規格適合」の記載があるか
を確認するだけで
十分です
必要な数の目安
災害時のトイレは
1人1日5回を
目安に考えます
1回につき
袋1枚・凝固剤1包が基本のため
回数=必要個数と
シンプルに計算できます
| 家族構成 | 3日分(最低ライン) | 7日分(推奨) |
|---|---|---|
| 1人 | 約15回分 | 約35回分 |
| 家族4人 | 約60回分 | 約140回分 |
まずは3日分を最低ラインとし
可能であれば7日分を
目標にしましょう
子ども・高齢者・介助が必要な人が
いる家庭では
回数を多めに
見積もっておくと安心です



シンプルでわかりやすいよ
簡易トイレの使い方・後始末



どうすればいいの?
| 手順 | やること |
|---|---|
| ① 使用する | 便座にセットして使う |
| ② 凝固剤をかける | 数十秒待って固める |
| ③ 袋の口を縛る | 空気を抜いてしっかり縛る |
| ④ 保管する | 臭い漏れしない容器にまとめる |
使い方を
事前に知っておくだけで
いざという時に
慌てず対応できます
詳しくは
製品の取り扱い説明書を
読んでおきましょう
代表的な例として
説明していきます
① 使用する
便座に
携帯トイレの袋を
セットしてから使用します
普段と同じ姿勢で
使えるため
特別な操作は
必要ありません
② 凝固剤をかける
使用後
付属の凝固剤を
かけます
数十秒〜1分程度で
ゼリー状に
固まります
③ 袋の口を縛る
固まったのを確認したら
空気を抜きながら
袋の口をしっかり縛ります
臭いを
外に漏らさないための
重要な工程です
④ 保管する
縛った袋は
すぐにゴミ収集に
出せるとは限りません
臭い漏れしない
密閉容器やゴミ袋に
まとめて保管しておきましょう
蓋つきの
バケツやポリ袋を
二重にするのもおすすめです
BOSなどの
市販の消臭袋や
意外なことに
パン用袋も
実は
消臭能力に長けています
これらの袋は
ペットのトイレ・おむつ・
生理用品・生ゴミなど
普段の消臭対策にも
使用できるので
機能的な消臭袋を
見つけておきましょう
臭い対策のポイント
- 使用後はすぐに袋の口を縛る
- 密閉できる容器にまとめる
- BOSなどの消臭袋・パン用袋を活用する
- 直射日光の当たらない場所で保管する
特に夏場は
臭いがこもりやすいため
これらの対策を
組み合わせておくと安心です
自治体のゴミ収集ルールを確認する
災害時のゴミ収集は
通常と異なるルールに
なることがあります
お住まいの自治体が
携帯トイレのゴミを
どう扱うか
事前に確認しておくと
いざという時に困りません



考えておくことが必要だよ
今日からできる3ステップ



| ステップ | やること |
|---|---|
| 🟢 今日5分 | トイレの元栓の位置を確認する |
| 🟡 今週中 | 携帯トイレ・消臭袋を購入する |
| 🔴 1ヶ月以内 | 家族4人・7日分の必要数を揃える |
完璧に揃えようとすると
疲れちゃいますよね
わかります
できることから、少しずつ
確実に前に進めましょう
🟢 今日5分でできること
トイレの元栓の位置を確認する
いざという時
すぐに締められるよう
元栓の場所を
今のうちに確認しておきましょう
養生テープも
一緒に用意しておくと安心です
🟡 今週中にできること
携帯トイレ・消臭袋を購入する
まず
袋+凝固剤タイプを
1セット購入してみましょう
BOSなどの消臭袋も
一緒に揃えておくと
普段使いにも活用できます
🔴 1ヶ月以内にやること
家族4人・7日分の必要数を揃える
まずは
3日分(1人15回・4人60回)を
目標にしましょう
余裕があれば
7日分(1人35回・4人140回)まで
増やしていきます



元栓の位置を確認する!
まとめ
今回の記事を振り返ってみましょう
地震の後
トイレに行ったら
断水していた
タンクの水で流したら
汚水が逆流してきた
あれは、トイレ対策を
していなかった未来の話です



確認が必要なんだね
今回確認したポイントを
もう一度整理しましょう
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| トイレが最優先な理由 | 起床後数時間で限界がくる |
| 使えなくなる原因 | 断水・排水管の破損 |
| 逆流時の対応 | 元栓を締める→水のうを設置→携帯トイレを設置 |
| 簡易トイレの選び方 | 袋+凝固剤タイプが基本・規格適合品が目印 |
| 必要な数 | 1人1日5回×家族人数×日数 |
そして今日からできることは
たった一つでいいんです
今日、トイレの元栓の
場所を確認してください
それだけで
あなたの家族の備えは
今日から一歩進みます



確認してみる!
防災は、完璧を目指すものではありません
昨日より少しだけ、安心できる自分になる
そのための準備を
このブログでは一つずつ丁寧に解説していきます
次に読む記事はこちら
トイレ対策の基本がわかったら
次はより詳しい
商品選びのポイントを
解説します



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