「揺れが収まったら、普通に生活を再開していい」
それは
もう古い常識かもしれません
地震後のガス使用は
思わぬ二次災害を引き起こすことがあります
ももち





「地震後にガスを使う為の注意事項」



この記事を読むとわかること
- なぜ地震後のガス使用が危険なのか
- ガスを安全に再使用するための正しい手順
- ガスメーターの自動遮断機能の仕組み
こんな朝を
想像してみてください
大きな揺れが収まった
翌朝
停電はしていなかった
家の中は散乱しているが
家族全員無事だった
「お腹すいたね…何か食べようか」
子どもたちの顔を見て
温かいものを食べさせてあげたくなった
いつもどおりコンロに火をつけようとした
その瞬間
「あれ、なんか臭い…?」
鼻をつく、あの独特の匂い
ガスの匂いだ
揺れで接続部分が
少しゆるんでいたのかもしれない
気づかずに火をつけていたら…危なかった
まずは落ち着いて
近くの窓を開けて換気をした
これは実際に起きうる
ワンシーンです
地震の後は
目に見えない場所で
ガスが漏れている可能性があります
揺れが収まっても
すぐにガスを使うのは
待ってください
なぜ地震後にガスを使ってはいけないのか



| リスク | 内容 |
|---|---|
| ガス漏れ | 配管・接続部分がゆるんで気づかず漏れる |
| 爆発・火災 | 漏れたガスに火をつけると引火する |
| 一酸化炭素中毒 | 不完全燃焼で無色無臭の毒ガスが発生する |
地震後のガスには
3つのリスクがあります
① ガス漏れ
地震の揺れで
配管の接続部分が
わずかにゆるむことがあります
少量のガス漏れは
匂いで気づけることもありますが
換気の悪い場所や
少量の漏れの場合は
気づかないことがあります
② 爆発・火災
漏れたガスが
室内に充満した状態で
コンロに火をつけたり
電気のスイッチを入れたりすると
爆発・火災が起きることがあります
揺れが収まって
安心した瞬間の行動が
引き金になってしまうことがあります
③ 一酸化炭素中毒
地震で給排気口が
ふさがれていたり
損傷した機器が
不完全燃焼を起こすと
無色無臭の
一酸化炭素が発生します
気づかないまま
中毒症状を起こすことがあり
最悪、命に関わります



ガスを再使用するための正しい手順



| 手順 | やること |
|---|---|
| ① まず窓を開ける | 室内のガスを外に逃がす |
| ② ガス臭がないか確認する | 鼻で確認・臭ったらすぐ避難 |
| ③ ガスメーターを確認する | 自動遮断されていないか確認 |
| ④ 給排気口を確認する | ふさがっていないか確認 |
| ⑤ 少しずつ試す | 一口だけ火をつけて異常がないか確認 |
焦らず、順番に確認することが大切です
一つずつ見ていきましょう
① まず窓を開ける
ガスを使う前に
まず全ての窓を開けましょう
万が一ガスが漏れていた場合でも
換気することで
室内への充満を防げます
換気せずに確認作業をするのは
非常に危険です
② ガス臭がないか確認する
窓を開けた状態で
鼻でガスの匂いがしないか
確認しましょう
もし臭いがしたら
すぐに窓を大きく開けて
火気は一切使わず
電気のスイッチも触らず
その場を離れて
ガス会社に連絡してください






③ ガスメーターを確認する
地震の後は
ガスメーターが
自動的に遮断されていることがあります
メーターの表示ランプを確認して
遮断されている場合は
次のセクションで説明する
復帰手順に従って操作してください
④ 給排気口を確認する
給湯器・ガスコンロの
給排気口が
倒れた物や
外壁のひびなどで
ふさがっていないか確認しましょう
ふさがったままガスを使うと
不完全燃焼が起きて
一酸化炭素中毒の危険があります
⑤ 少しずつ試す
ここまでの確認が取れたら
まず一口だけ火をつけて
異常な音・臭い・炎の色がないか
確認しましょう
正常な炎は青色です
炎が赤・オレンジ色の場合は
不完全燃焼の可能性があります
すぐに火を消して
ガス会社に連絡してください



ガスメーターのマイコン遮断機能



| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 機能名 | マイコンメーター(ガスメーターの安全機能) |
| 遮断条件 | 震度5相当以上の揺れを感知した時 |
| 遮断範囲 | その家のガス全体 |
| 復帰方法 | 手動で復帰ボタンを操作する |
実は多くの家庭のガスメーターには
マイコンメーターという
安全機能がついています
大きな揺れを感知すると
自動的にガスを遮断してくれます
なぜ遮断されるのか
震度5相当以上の揺れを感知すると
メーター内部のセンサーが作動して
自動でガスを止めます
これにより
揺れで損傷した配管や機器に
ガスが流れ続けることを防いでいます
遮断されているか確認する方法
ガスメーターの
赤いランプが点滅していたら
ガス遮断状態のサインです



復帰ボタンを押す前に
必ず③の手順を完了させてることを確認してください
窓を開けてガス臭がないことを確認してから
初めて復帰操作を行いましょう
復帰ボタンの正しい操作手順
復帰の手順はこうです
- 全てのガス機器を止める
- 窓を開けてガス臭がないことを確認する
- メーターの復帰ボタンを押す(1秒ほど長押し)
- 3分待つ(焦って使い始めないこと)
- 赤ランプが消えたら復帰完了
※LPガス用マイコンメーターは復帰ボタンが赤ランプです
※LPガス用マイコンメーターは表示に記載が無くなれば復帰完了です










もし復帰しない場合は
復帰ボタンを押しても
ランプが消えない場合は
ガス漏れや機器の異常が
検知されている可能性があります
無理に操作せず
ガス会社に連絡してください



今日からできる3ステップ



| ステップ | やること |
|---|---|
| 🟢 今日5分 | ガスメーターの場所と復帰ボタンを確認する |
| 🟡 今週中 | ガス会社の緊急連絡先をスマホに登録する |
| 🔴 1ヶ月以内 | 家族全員でガス復帰の手順を共有する |
完璧に揃えようとすると
疲れちゃいますよね
わかります
できることから、少しずつ
確実に前に進めましょう
🟢 今日5分でできること
ガスメーターの場所を確認する
あなたの家の
ガスメーターはどこにありますか?
玄関横・外壁・
パイプスペースの中など
いざという時に
すぐ行ける場所を
今日確認しておきましょう
ついでに
復帰ボタンの位置も確認しておくと
いざという時に焦りません


🟡 今週中にできること
ガス会社の緊急連絡先をスマホに登録する
ガスの匂いがした時や
復帰できない時のために
ガス会社の
緊急連絡先を今のうちに
スマホに登録しておきましょう
都市ガスは各地域のガス会社へ
プロパンガスはボンベに
連絡先が記載されています
🔴 1ヶ月以内にやること
家族全員でガス復帰の手順を共有する
地震が起きた時
その場にいるのが
自分とは限りません
③の確認手順と
④の復帰手順を
家族全員が知っておくことで
いざという時に
誰でも対応できます



まとめ
今回の記事を振り返ってみましょう
子どもたちに
温かいものを食べさせたくて
いつもどおりコンロに
火をつけようとした
その瞬間、ガスの匂いに気づいた
あれは、手順を知っていたから
気づけた未来の話です



地震後のガス使用の
ポイントをもう一度確認しましょう
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| ガスの3つのリスク | ガス漏れ・爆発火災・一酸化炭素中毒 |
| 再使用前の5つの手順 | 換気→臭い確認→メーター確認→給排気口確認→少しずつ試す |
| 復帰手順のポイント | 全機器OFF→換気→復帰ボタン長押し→3分待つ |
| 復帰できない時 | 触らずガス会社へ連絡 |
そして今日からできることは
たった一つでいいんです
今日、ガスメーターの場所と
復帰ボタンを確認してください
それだけで
あなたの家族の備えは
今日から一歩進みます



防災は、完璧を目指すものではありません
昨日より少しだけ、安心できる自分になる
そのための準備を
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